手作り農場 春/豚の散歩/ストレス発散

たまの散歩
5月にはいり 道東地方はまだまだ雨と低気温で
気持ちいい春日和とまではいきません。
雨が続く中、ときどき日が差すと
とても気持ちが良くぽかぽかとした陽気で
動物たちもソワソワしだします。
農場の桜がようやく5分咲きまできました。
外出路の確保 母豚マミーは出産後、まだ屋外に出していない為
ストレスで豚舎内の地面をあちらこちらと掘りまくっています(笑)
マミーが掘った穴の隙間から子豚たちが顔を出します。
4月に生まれた子豚たちも狭いところは飽きて
外へ出たくて仕方ありません
母豚も子豚もずーと一緒だとやはりストレスなのでしょう。
子豚たちを外へ出してもある程度危険を乗り越える能力がついてきていると
母豚が判断しているのもあります。
その為、母豚が穴をほり外出路を確保するわけです。
子豚はようやくひと月が経ち元気に走り回り 外への好奇心でいっぱいです。
たまに豚親子の行動に任せて
母豚から離し外へ散歩させると
鶏たちにちょっかいを出したり
父親のところに顔を出したり
あっちへ行ってこっちへ行って
好奇心旺盛に走り回っています。
鶏たちはそんな様子を横目に見ながら
何食わぬ顔をして砂浴びをしている。
とても滑稽で楽しそうで のどかな春を感じます。
当農場の春の風物詩です。
母豚の散歩は考えもの
母豚もストレス解放のため
天気の良い日は、たまに外出させるのですが
興奮して、いろいろなものを壊すのがとても面倒くさい。
今回は、D型倉庫の扉を無理やり開けようとして
建付けがおかしくなり、開閉が悪くなりました(笑)
こまったものです。
ひととおりあちらこちらへ行って
仲間の豚たちに挨拶をし
水場に来て泥の中にダイブして
体中に泥を塗りたくって
ようやく生えてきた草花をムシャムシャと美味しそうに 食べ、
春の日差しを堪能したことだと思います。
出産部屋に入っている際は、
できるだけ私がブラッシングをして
痒い所を搔いてやったり お腹やお乳周りをさすって
マッサージしてあげたりするのですが
外出後はドロドロになって帰ってくるのでこれもおあずけです。
そろそろ放牧地へ放す時期が近づいてきた今日この頃です。