放牧豚の脂は不飽和脂肪酸がたくさんで健康に良い|少しの手間でよりおいしく|時々surfing🏄

毎週一回何かを書こうと努力しております。(笑)

相変わらず、豚さんのお世話ともろもろでばたばたとしています。

わたしは十勝遊牧舎で研修をさせてもらい、放牧豚について勉強させてもらいました。

遊牧舎は北海道大学の教授を引退され放牧養豚を始めて約10年あまり。

秦さんの人柄とおいしいお肉で人気の牧場です。

生産から販売まで自社で完結し地元に愛されつつ牧場を営んでおられます。

 

 

当時、秦先生から放牧のメリット、美味しくなる理屈を教えていただきました。

豚は本来土の上で穴を掘り虫、根っこ、草などを探しながら生活をしています。(イノシシを想像していただければわかりやすい?)

多くの植物からカロテンなどの成分を自然に吸収し脂が不飽和脂肪酸を多く含みます。

不飽和脂肪酸とは、植物や魚に多く含まれオレイン酸、リノレン酸、DHAで知られるドコサヘキサエン酸またリノール酸などです。

秦さんは前職の関係で自社放牧豚の脂を研究室での分析調査へ出し、それら不飽和脂肪酸が多いことを確認しています。

不飽和脂肪酸は体内で合成できないため摂取が必要な必須脂肪酸です。

そのメリットは、オレイン酸は血中コレステロールを下げる効果があり成人病などの予防に効果的です。

またリノレン酸やリノール酸などは体内で合成でいない為、必須脂肪酸と呼ばれ動脈硬化や血栓を防ぎ血圧を下げるほかLDLコレステロールを減らすなど様々な効果がありまさに病気予防、ダイエットなどに効果的です。

ただし、調理するにあたり注意点があります。

不飽和脂肪酸は熱や光、空気に弱い為、高温での調理には注意が必要です。

放牧豚をおいしく、効果的に食べるためにも高温調理を極力避け、低温でじっくり揚げる、焼く、煮るなど温度管理に気を付けましょう。

肉を加熱するとたんぱく質が変性・収縮する為、硬くなります。お肉は中心温度が65℃を超えると肉汁や旨味が流れ出てしまいまうため肉が固くなる原因です。

 

調理する前にひと工夫

ポイント1つ目:スジ切、肉を叩く。

ポイント2つ目:酒につけて寝かせる。Zzzz・・(1時間くらいで充分です。)

お酒には肉のpHを変化させる作用があります。肉に多くの水分を保持させることができるので食感が柔らかくなりますよ。

ポイント3つ目:ヨーグルト、お砂糖、酢(マヨネーズなど)などに漬ける(30分くらいが目安)

ヨーグルト、お酢にはお酒と同じくpHを下げる効果があります。砂糖は保湿で水分を抜けにくくします。

おいしく食べるコツはまだまだあります(笑)

どれか一つ自分にあったものをためしてみてください!

少しの手まで幸せなひと時を、家族とお過ごしください。

ガッツリ食べて「ダイエット」「アンチエイジング」!(笑)

 

9月娘と久しぶりのサーフイン、釧路の海も気持ちいいですよー